ミシガン日記(2002年5月)


2002年5月31日(金)晴れーコピーより簡単
 研究用の資料を集めようとしたが、大学の図書館にないものもあり、Westlawのサイトからダウンロードすることにする。印刷もきわめて簡単で、これなら大学の図書館に入っている資料もこれで印刷したほうが早いし便利。電子化の威力はすさまじい。この点、日本はかなり遅れているが、基本的に活字が52(アルファベット26文字×2)しかない英語と比べると、スキャナー読み込みによる電子化作業で勝負にならないだろう。この点、日本語はかなり不利だ。


2002年5月30日(木)晴れのち夕方雨ーソーシャル・セキュリティ・カードを申し込む
 ソーシャル・セキュリティ・カードを申し込みに行く。J−1ビザの人はアメリカで働くことを禁じられているので収入がなく、必ずしも申し込む必要はないが、何かと必要なので申し込んだほうがよいといわれていたが、オフィスが遠くなかなか申し込めなかった。自動車の正式免許を取得できたことにより、少しだけ「遠出」。帰りにマクドナルドで昼食にする。新たにルーをゲット。


2002年5月29日(水)雨ーハッピー・ミール
 マクドナルドのハッピー・ミールのtoyがプーさんのシリーズになったので、少し前から収集を始めていたが、最初、ピグレットばかりがたまり、次にプーさんがかなりたまったので、今日は、店で他のものに代えてもらえないかと交渉すると、それしかないといわれる。店ごとにキャラクターが決まっているのか、それとも時期によって出てくるのが変るのか。


2002年5月28日(火)晴れー予習を続ける
 クラスの予習をする。


2002年5月27日(月・祝)晴れーメモリアル・デー(戦死者追悼の日)
 アメリカに来てから初めての祝日である。ナーサリーでもかなり前にこの一週間のナーサリーの予定を確認された。休みを利用して旅行などする人も多いようだ。我が家は、別に出かける予定もなく、すべて登園にしておいた。アメリカの祝日に2種類あって、メジャーの祝日は、当然授業もないが、バスも一切動いていない。車を持っていない人はどうしたらいいんだ!という疑問はアメリカでは通用しないということか。自家用車を持っていて当たり前の社会では。
 夕方、公園に出かけようとしていると、今住んでいるアパートの部屋に前に住んでいた人が現れる。日本人で鳥取大学の先生であった。アメリカで学会があり、そのついでにランシングまで足を延ばしたとのことだった。そのころ住んでいた人はほとんどいなくなっており、またメモリアル・デーであることを忘れていたとのことで、目当ての人がおらず、ほとんど目的を達成できず、帰っていった。
 その後、大学キャンパス内のチルドレンズ・ガーデンに行く。キャンパス内にいろいろなものが用意されていて、日本の大学との違いを改めて認識する。上の子は、楽しかったといっていた。


2002年5月26日(日)晴れー上の子、かなり喜ぶ
 気候がずいぶんよくなってきたので、近くのレイク・ランシング公園へ家族で出かける。子供用の遊具がある場所で、ナーサリーで上の子と同じクラスの女の子に偶然出会う。上の子は、少し一緒に遊び、一緒に写真を撮る。上の子はかなり喜ぶ。夜になり、家で、その子に会うため、明日もあの公園へ行きたいというが、2日続けては来ないと説得する。寝る前も、うれしそうにずっと出会った話をしていた。ちなみに、その子は、上の子の「好きな人ランキング」の2位に初登場でランクされた(不動の1位は、同じ大学に留学中の妻の妹であり、それまで2位だったパパは3位に後退。ママも4位に後退)。


2002年5月25日(土)曇り一時雨ーto go用ホルダー
 昼食をマクドナルドのto goにしようということになり(Happy Mealのおもちゃがプーさんシリーズのキャラクター人形になったので、私と上の子が収集しようと主張した)、買いに行く。以前、ドリンクをこぼさないように持ってくるのが大変だったと書いたが、頼めばホルダーをもらえるという助言を得ていたの頼んでみると、もらえた。ホルダーにいれ、家へ持ち帰る。


2002年5月24日(金)曇り一時雨ー再び
 入荷の連絡はなかったが、専門書を注文してあった書店を訪れ、Lawの書棚を見ると、注文した本が並んでいる。自分が注文した本か確認してもらうと、そうだという。他の注文本はカウンターの後ろにとり置きしてあるのに、前回に続き2回も・・・・。ついでにセール・ブックのコーナーで弁護士がらみのジョークの本を見つけ購入する。


2002年5月23日(木)晴れーなかなかもらえず。
 スキル・テストに合格したので、正式の運転免許をもらおうと州の事務所に出かける。テンポラリー免許とスキル・テスト合格のサーティフィケイトを差し出し、写真を撮られて、いよいよ正式の免許がもらえると思ったら、もらえたのは、なおもテンポラリー免許だった。ただし前のもののようにミシガン州の免許を持つ大人に一緒に乗ってもらえとは書いてない。結局、2週間くらい後に正式免許が送られてくるとのことだった。なかなか正式免許は遠い。


2002年5月22日(水)晴れー少し慣れた?
 上の子がナーサリーで他の子と一緒に遊べるようになってきた。


2002年5月21日(火)晴れー予習あまり進まず
 クラスの予習をするがあまり進まず。


2002年5月20日(月)曇りースキル・テスト合格
 スキル・テストの時間が11時過ぎになったので、時間まで書店に行く。セールス・ブックのコーナーにストランド誌のオリジナル挿絵つきのシャーロック・ホームズの本があった。ハード・カバーで7.99ドルだったので衝動買いをした。「試験の前」の時間つぶしが無駄遣いに通ずる・・・。
 スキル・テストは、高速道路に進入するときにスピードが速すぎたことと、左折のときに大回りしすぎたことを注意され、合格となる。前者は、どうも加速車線で加速しすぎたのが原因らしい。加速車線は高速道路ではないので55マイルを出してはいけないのだろうか。後者は、日本とのルールの違いが原因で、ついやってしまったこと。日本では右折後もキープ・レフトを要求されるが、こちらでは、左折後はセンターレーンのすぐ右側の車線に入るのがルールであり、その後、キープ・ライトとなる。それが、つい大回りしていきなり一番右側の車線に入ってしまう。日本でついたこの癖がなかなか抜けない。
 インストラクターは女性だった。昨日の電話の人らしい。


2002年5月19日(日)晴れーなんだ?
 下の子の熱が復活。前日、いろいろと連れまわしたせいか?
 昼ごろ、スキル・テストの自動車学校から明日の予約を11時10分にかえてほしいとの電話がかかる。早起きをしなくて済むので、渡りに船とばかりに承諾する。ただし、予約のときは男性だったのに、この電話は女性からだった。その女性の返事も、承諾してもらえて「ワンダフル」だった。これなら、昨日、あわててパーソナル・チェックの用紙をもらいに行く必要もなかったわけだが。


2002年5月18日(土)曇り一時雨ーアメリカなのに
 月曜日に自動車運転免許のスキル・テストの予約をしたものの、パーソナル・チェックの用紙をきらしていたことに気づき、あわてる。月曜日の朝早く行かなければならないので、月曜日の朝にもらいにいっている時間はない。はかない期待を持ってクレジット・ユニオンへ行く。すると、そこではドライブ・アップの対応だけしていたが、ブランチへいけばもらえると教えてくれた。実は、自宅からはブランチの方が近い。ブランチへ行くと、ほぼ通常営業で、めでたくチェックの用紙を手に入れる。「本店」がドライブ・アップのみで、「支店」が通常営業なのはすこし奇異な感じもするが、「本店」が町から外れた少し(かなり?)さびしいところにあり、通常営業が「危険」なのにくらべ、その「支店」が大通りに面した店で、土曜、日曜でも人通りが多いところにあることが理由かと想像する。日本では週休2日が「充実」して、銀行が土曜日にあいていることはほぼ期待できないが、アメリカに来て土曜日に通常営業しているとは思わなかった。スーパーマーケット、ファミリー・レストランなど24時間営業の店が多いこととあわせ、アメリカの「個人主義」のあらわれか。
 あちらこちらで、子どものお祭りがあり、近所のところに参加する。


2002年5月17日(金)晴れー遅れていた予習をする
 下の子の熱はやっと下がり、今週2日目のナーサリー。明日は土曜日でまた休み。
 下の子の風邪の騒ぎで遅れていた予習をする。帰宅後、電話で自動車運転免許のスキル・テストの予約をする。来週の月曜日の午前9時45分になってしまった。子どもをナーサリーに送った後に行くために早起きが必要。


2002年5月16日(木)曇りのち雨ーさらに続けてナーサリーを休む
 下の子の熱は下がらず、さらにナーサリーを休む。
 以前、注文した本が届いたら電話すると書店がいっており、1冊は1週間で届くといっていたのにいまだに電話がなかったので、書店に行ってみる。レファレンスで尋ねると、コンピュータでは届いていることになっているのに、カウンターにない。店員と一緒に店頭をみると、書棚に並んでいる。注文品を他人が買ったらどうするつもりだったんだろう。


2002年5月15日(水)晴れー続けてナーサリーを休む
 下の子の熱は下がらず、2日続けてナーサリーを休む。
 週2回の授業が本格的に始まる。教授は、予習してあることを前提に学生にどんどん発言を求め、指名されるか否かにかかわらず、学生もそれに積極的に答えている。中には予習が不十分そうな学生もいるが、それにもかかわらず発言は積極的である。また、授業中、いつでも質問してよいので、結構、挙手の上、質問する学生がいる。授業が終わった後も、教授はしばらく学生に捕まって質問に答えていた。


2002年5月14日(火)晴れーはじめてナーサリーを休む
 下の子が風邪をひき(私の風邪がうつり?)、熱を出したので、初めてナーサリーを休む。上の子を迎えに行くと、上の子のカバンに、下の子のクラスの先生と子ども全員から早くよくなるようにと、お見舞いの手紙が入れてあった。


2002年5月13日(月)曇りーコピーとりと大学教授
 論文執筆のため図書館の資料をコピーしようとしたが、資料の大きさに合う紙がコピー機なかったので、司書にそのことをいうと、あなたはfacultyなのだから、コピーは秘書にしてもらえばよいといわれる(ちなみに、私に秘書がいるわけではなく、facultyの秘書を指している)。大学の教授は自分でコピーなどしないということらしい。金沢で論文・授業の資料のコピーとりに明け暮れている私としては、なんともうらやましい話である。そういえば、先日、副学部長と昼食を一緒にしたとき、兄弟の話になり、弟が小学校の先生をしているという話をしたところ、アメリカでは、大学の教授と小学校の先生では名誉も収入も格段に違うといっていたのを思い出した。なんでも、大学教授の収入は小学校教師の2倍はあるそうだ。アメリカの大学教授は偉いんだ!(日本にも偉い先生はいるが、・・・)
 サマー・セメスターの授業に今日から出席する。学生は、授業に登録するため1単位あたり663ドル支払っている(ちなみに、次のフォール・セメスターからは値上げが予定されている)。この授業は、2単位なのでその倍であり、授業を受講するために日本円にして約17万円程度支払っている計算になる。この制度についても、先日の副学部長との昼食で話題になったが、当然、学生の勉強へのインセンティブがこちらのほうが大きい。日本でも、この制度を採用すれば、学生は「無駄な空き時間」などといわなくなるだろうと思うのだが。
 また、驚いたことに、教室の各座席に情報コンセントとコンセントがそれぞれついており、学生はインターネット上の資料を参照しながら、コンピュータのワープロで「ノート」をとっている。授業に必要な条文・資料は本を見てもよいし、コンピュータで参照してもよいとシラバスに書いてあったのはこのことか、と納得する。この建物は4・5年位前に建てられたのだが、これからの教室はこれが必要だろう。
 授業後、挨拶がてら、教授と、30分ほど話す。
 夜、Ally McBealを見ていると、次回予告でSeries Finalといっている。まだ始まったばかりではないのかと、あわててFoxテレビのホームページを見ると、実は3月上旬から一時的に中断しており、今日が20回目であった。次回は、21回目、5th Seasonの最終回となった。日本での「アリー・マイラブ5」の放送も近いか?新聞をみると、Series Final と Season Final が使い分けられているようなので、アリーは5シーズンで終了なのだろうか。


2002年5月12日(日)雨ーアムトラックと踏み切り・・・交通規則
 リサイクルに行くと途中に踏み切りを2つ越える。1つめの踏み切りでちょうど警報が鳴り始めたので、先頭で停まることになった。こちらの列車は長いと聞いていたので、せっかくだからと台数を数えると108台あった。かなり待たされるが、警報がなり始めるとすぐに列車が来るので、無理に渡るのはかなり危険だ。
 当然、日本とは自動車の交通ルールが違う。一番大きく違うのは右側通行だが、これはもう慣れた。まだ慣れないのが3つある。1つは、踏み切り。日本では一旦停止が義務付けられるが、こちらでは徐行でよい。しかし、他のまわりの自動車はほとんどスピードを落とさなかったりするので、徐行すると危険な場合もある。そこで、そこそこのスピードで踏み切りに「突入」するが、どうも横から列車が来そうな気がして怖い。
 もう1つは、「No Turn on Red」の制度。日本では当然赤信号は止まれで、「常時左折可」の標識がある場合には例外的に左折が許される。しかし、こちらでは、赤信号でも原則として常時右折可で、安全であれば右折が可能である。例外的に「No Turn on Red」の標識がある場合にのみ右折できないにすぎない。そこで、交差点で右折する場合に、信号が赤だと、一応止まるが、きょろきょろして「No Turn on Red」の標識を探さなければならない。この標識はどこにあるか決まっていない。信号の横だったり、道路の右側だったり。一応なさそうでも、どこかにあるかもしれない。困る。なければ、赤でもゆっくりと出て行って安全か確認しなければならない。困る。
 最後のひとつは、スピード。ちょっと広い道だとすぐに45マイル制限になる。しかし。車はだいたい50マイルで流れている。50マイルといえば80キロを超えているのに、信号あり、合流あり、道路わきの店の駐車場からノロノロ出てくる車あり、挙句の果てに信号もなく横断歩道のないところをフラフラ渡っている人ありで、いつ事故が起こってもおかしくない。80キロといえば、北陸道の制限時速と同じじゃないか。反対に、スクール・ゾーンでは25マイル制限だが、制限を守ると後ろに車がつながる。スクール・ゾーンは罰金2倍地帯だから気を付けたいが、車の流れも妨げたくないし・・・。


2002年5月11日(土)曇り時々雨−結構面白い
 昼食をデニーズで食べ、モールに寄った後、Impression 5 Science Centerという一種の科学館のようなところに行った。あまり大きくはないが、一般向けということもあり、結構楽しめた。なかでも、身長の2倍ほどあるパラボラ型の集音装置を20メートルくらい離して平行に置いてあるものには、最初少し驚いた。パラボラの焦点で話している声が、反対のパラボラの焦点のあたりでは、すぐ近くで話しているように聞こえるのだ。知らない人にも、Helloと声をかければ、「遠く」で微笑んでいた。
 スピード・ガンには少しがっかりした。肩を壊して以来スピード・ボールは投げられなくなったが、痛い肩で全力で投げても球速は48マイルであった(100キロいってないぞ)。いくらボールがテニスボールだからといっても遅すぎる。ちなみに3歳の子どもが投げた?(下にたたきつけて転がした!)ときも38マイルを表示していたから、おそらく故障だろう。
 夜になって、映画のNotting Hillを見ているときに、洪水注意報がテロップでながれる。明日はこの地方は3インチ程度の大雨になりそうだとのこと。一時間の降水量なら結構な大雨だが、一日に降る量ならたいしたことない?どちらなのかはよくわからなかったが、番組中にながすくらいだから、前者か?
 ぶりかえした風邪はなかなか直らない。


2002年5月10日(金)晴れ・強風−朝が早いぞ
 朝ロービルディングへ行くと、入り口の扉の張り紙ははがされている。昨日、来なくて今日の避難訓練を知らない人もいるだろうに、びっくりしたらどうするんだ、と思いながら、ビルに入ると、黄色いヘルメットをかぶった人やポリスの制服を着た人が1階のカフェで談笑している。雰囲気からして、訓練はもう終わったようだ。私は9時30分ころ着いたから、はたして何時から訓練があったんだ?そんなに朝早く訓練をして人がいるのか?ちなみに10時半ころ発信の電子メールで今日の訓練が成功したことが伝えられていた。ちなみに、避難は3分で完了し、Good Jobとのこと。
 副学部長との昼食後、キャンパス内の公園やその他の施設を案内される。風がめちゃくちゃ強かったので風邪がぶり返した模様。ちなみに、朝早くから避難訓練をしてることについて何時に行われたのかをたずねたところ、副学部長は10時30分ころきたので知らないといっていた。


2002年5月9日(木)雨−Fire Drill!!!
 朝ロー・ビルディングへ行くと、入り口の扉のガラスに明日は「Fire Drill」があり、ビルディングは空にしなければならないという紙が貼ってある。もしかして火炎放射器でビルに穴でもあけるか、と思ったが(実はこう思うのには伏線があり、現在、ロー・ビルディングの隣に大きなパーキング・ランプを建設中で、連日重機の音がしている。いよいよビルディングと連結させるのかと思ったのだ)、確かめると、火災避難訓練のことだった。勘違い・・・。単語の意味には気をつけないと。
 ちょっとめんどくさい感じもするので、明日は来なくてもよければよいのだが、明日の昼食を副学部長と一緒に食べることになっているので、来ないわけにはいかない。まあ、確か中学校(あるいは高等学校?)以来、避難訓練なんかした記憶もないし、アメリカまで来て避難訓練をすれば話の種にもなるし、まあいいかと思う。


2002年5月8日(水)曇り時々小雨−コピー代は大学負担だった
 研究用の資料をコピーするため、コイン式コピー機でコピーをしていた。すでにかなりの枚数をコピーしていたが、コピー機の表示をよく読むと、コインでは1枚10セントだが、カードを買うと1枚7セントだと書いてある。どうせしばらくいるのだし、と思い、カードを買うことにしてカウンターに行ったところ、ビジティング・スカラーのコピー代は大学が負担するからといって、14ドル50セント入りのカードを渡され、なくなったらまた足すのでいってくれといわれる。けっこうコピーをとるが、ここまでしてもらっていいのだろうか。


2002年5月7日(火)晴れ−ちょっと休憩
 朝起きたら風邪が悪化していたので、ロー・ビルディングに行くのをやめ、家で寝ていることにする。平日に休むのはかなり久しぶりだ。午前中寝たところで、少し回復したようなので、午後から家でサマー・セメスターに出席する予定の授業の予習をする。


2002年5月6日(月)雨ー日本じゃ考えられない!
 主に翌日の天気予報を見るために夜の10時からFOXニュースを大体見ているが、先日から始まったクリティカルのコーナーには驚かされる。地元の飲食店がテレビ局の定めた「クリティカル基準」をいくつ違反したかによってランキング付けし、実名報道をしているのだ。たとえば、「○○○(実名)という店は、ゴキブリがいた、食品を扱うのに手袋をしていない、保冷機の温度が4度高い・・・・」など。今日報道された「ワースト店」の責任者は、テレビ局のインタビューに対しかなり怒っているように見えた。日本で同様の放送がなされたら、さしずめ、営業妨害に基づく損害賠償訴訟か?
 雨にもかかわらず、授業の参考書を買うため少し歩き回って、風邪が悪化か。


2002年5月5日(日)晴れーせっかくのプラネタリウムなのに
 先日、ホロスコープの話をして上の子が星座に興味を持ったので、大学のプラネタリウムに出かけることにした。大学の施設だけあって、入場料は大人3ドル(私は、スチューデントかと聞かれ、ビジティング・スカラーだといったら、2ドル50セントになった)、子ども2ドルであった。プラネタリウムといっても3歳のこと、ファミリー・ショウという子供向けのプログラムを見ることにした。その他に一般向けのものがあるが、3歳にはファミリー・ショウのほうが合っていると事前に確認しておいた。
 しかし、始まってみれば猫を主人公にしたアニメで、当然、言葉は英語でしゃべっている。最初、子供は何ていっているのと私に聞いていたが、しばらくすると、早くお星様が見たいといいだした。こっちだって、プラネタリウムでアニメとは思っていない。アニメが終わると、今日の夜の星空の説明をし始めた。何でも今日は、水星、金星、火星、木星、土星が非常に近くに見える日で、次にこうなるのは2040年だから夜の9時半ころぜひ見るようにといっている。次に、北の空と冬と春の星座を熊とか犬とかの絵入りで説明し始めた。結構面白かったが、子供はいつしか眠っていた。これを見に来たんじゃないのか!−ちなみに、惑星の英語名はおなじみだが、その他の恒星名では「スピカ」を「スパイカ」と発音するなど、少し違和感があったところもあった。
 頭痛は治まったが、のどと耳の奥の痛みが非常に激しくなり、唾液を飲み込むのにも激痛がはしる。プラネタリウムから帰り、妻が子ども2人を散歩に連れ出してくれたので、少し眠る。


2002年5月4日(土)晴れー日本語を少し話せるアメリカ人
 スーパーマーケットのマイヤーで日本語を少し話せるアメリカ人に会う。最初は、私に向かってコレアンかと聞いてきたが、ジャパニーズだと答えると、少し日本語がわかるといいだした。なんでも、1959年ごろ日本(本州と北海道)にいたことがあり、現在、四国の高松にいる日本人の友達と文通しているそうだ。
 ちなみに、海外旅行ハンドブックのような本には、海外で日本語で話しかけられても油断してはいけない、知らぬ間に財布が消えている、という情報が載っているが、今回はまったく大丈夫だったようだ。
 木曜日くらいから風邪をひいたらしく、のどが痛く、耳の奥まで痛くなり、ついに頭痛がし始めた。


2002年5月3日(金)晴れー1日違いで・・・
 授業のハンドアウトを整理するためのファイルをMSU Bookstoreに買いに行った。名前は「書店」だが、文房具その他の雑貨(ゴルフクラブまで)売っている。お金を払うためレジに並んでいるときに、レジに電話がかかり、レジ係りが応対している。聞くとはなしに聞いていると、話している内容は購入の際の割引の話で、facultyはIDを示せば10%引きになるといっている。電子メール関係など、visiting scholarはすべてfaculty扱いだったので、もしかしたらと少し期待し、自分のIDを示しながら、visiting scholarでも割引になるか聞いてみた。すると、本は10%引きになるという。だったら、・・・。昨日、別の書店で2冊も注文なんかしなかったのに。しかも、おとといには、別の書店で2冊購入してしまった。専門書はちょっと高いから10%でも大きいのに、などと考えてしまう。まあ、かなり前に買った小説2冊はしょうがないとしても。少し気になるのは、アメリカでは本の流通のシステムが日本とは違うから、在庫本と同様に注文本も割引になるかだが、聞くのを忘れてしまったのでそれは次回に聞くことにする。
 そのレジ係りは今回購入した文具は割引にならず、本だけであることを強調していた。今日の割引を主張されるのを恐れてか・・・。ちなみにその文具は、税込み(ミシガン州は6%の消費税)3ドル17セントであった。割り引かれたとしても、・・・30セントくらいか・・・。


2002年5月2日(木)曇り一時小雨ー書店で本を注文する
 図書館で見かけ、自分で購入して日本に持って帰ろうと思った本があったので、大学の書店(MSU Bookstore)に注文に行った。ところが、今は、バイ・バック(教科書の買取と転売)を集中的にやっており、いつもの担当者が休んでいるので、次の土曜日か来週まで注文できないといわれる。ならばということで、大学のそばにある大きな書店に行き注文をする。名前と電話番号を聞かれ、入ったら電話するといわれる。大学の事務で授業のハンドアウトの第2章をもらう。


2002年5月1日(水)曇りー新本のような古本を買う
 大学のホームページを見てみたら、夏学期の初日のためのFirst Assignmentが掲載されていた。そこに使用テキストも載っていたので、書店にテキストを買いに行く。しかし通常の書店にはなく、リユースの書店に行ったら、新品同様のUSED Bookが売られていた。購入して帰るが、ここまで新品同様だと、授業中に参照されることはないのだろうなと思う。ついでに興味のあった新本(専門書)も買う。授業用の詳細なハンドアウトの第1章を大学の事務でもらって帰る。


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