ミシガン日記(2002年12月)
2002年12月31日(火)晴れー最後の郵便と銀行口座の解約
おそらく最後になるだろう郵送を済ませ、銀行に行って銀行口座を解約した。スーツ・ケースに荷物をつめる作業もなかなか大変である。
ここはリサイクルがいろいろされている割には、ゴミの分別がいい加減である。最後の部屋の片づけは、ゴミとして捨ててしまえば終わりか・・・。
午前10時。すでに日本は新年を迎えていると、変な感じがする。夕方7時。日本へ新年の挨拶の電話をする。
2002年12月30日(月)晴れーかなりいい加減だ!
車の保険のリファンドが来てから口座を解約しようと思っていたにもかかわらず、リファンドのための小切手がいつまでたっても送られてこない。待ちきれずにAAAに妻が問い合わせると、解約の手続きがされていなかったことが判明。12月16日にいったときには、1週間くらいで小切手が送られてくる旨と、車を売った相手に自分の名刺を渡してくれとまでいっていたのに・・・。かなりいい加減だ。結局、今日、解約したことになってしまうのか。車は19日から使っていなかったのに。
2002年12月29日(日)曇りーヒューマン・エコロジーの院生来る
昼食に妻の所属するヒューマン・エコロジー学部の日本人院生2名を招待。といっても、ほとんど子守に来ていただいたようで申し訳ない。とくに上の子は非常にはしゃいでいた。
2002年12月28日(土)晴れーおみやげの購入の続き
ウルトラマン・ティガを留守録にして、おみやげ購入の続きにモールへ出かける。なかなかよいものが捜せず、時間ばかりが過ぎていく。
夕方帰宅。予想通り、ウルトラマン・ティガは再放送をしており、今日は第2回目の放送が再放送されていた。
2002年12月27日(金)晴れーコピーとり
朝、我が家の階下に住む韓国人家庭がフロリダに向け出発。こちらも車で行くとのこと。
午後、滋賀県から派遣されている方の奥さんと子供さんが我が家へ訪問。私は、ロー・ビルディングへ行き、最後になる予定のコピー取りをした。
2002年12月26日(木)晴れー郵便局+おみやげ
段ボール箱に詰めた本を日本に送りに、郵便局へ出かける。その足でモールへ行き、おみやげを買う。
午後、熊本大学からここの大学へ留学されており、12月末で帰る方の奥さんが我が家へ訪問。
2002年12月25日(水)雪ー大雪
朝起きたら、一面真っ白。昨夜寝るときまでは雪は全くなかったはずなのに、一晩で20センチ近く積もったようである。午前中は、なおも降り続き、あわせて25センチから30センチくらいになったか。
今日から隣の韓国人家庭がフロリダに行くと聞いており、朝、7時頃からなにやらゴソゴソとやっていたようだが、雪のためか10時頃出発。しかし、しばらくして戻ってきてしまった。雪が激しいので引き返したそうである。この家庭は、車でフロリダまで行くそうである。私にはできない。午後1時、天気予報が天気が快方に向かっているといっているので再び出発するといって、この家庭は去っていった。
雪も降っていることだし、どこにも出かけず、昨日に引き続き、何もないクリスマスを過ごす。
2002年12月24日(火)曇りー何もないクリスマス・イブ
キリスト教国に来てのクリスマスだが、帰国準備のため、ツリーもパーティもなし。こちらでは「クリスマス・ケーキ」の習慣はないようである。もちろん、ケーキを食べる人はいるようだが、クリスマス専用のケーキはない。
帰国準備は、本を段ボール箱に詰めたり、衣類をスーツケースに詰めたりしている。
2002年12月23日(月)晴れーナーサリー退学後、初のウィークディ
子供たちがナーサリーを退学後、初めて月曜日がやってきた。先週までは、朝、起きて、急いで準備するのが日課であったが、今日は少しのんびりした。
今日からは、いつも子供たちが一緒になったので、事実上、「自分の時間」は昼間にはない。
2002年12月22日(日)曇りーモールで買い物
先週に引き続き、モールでおみやげなどを買う。
2002年12月21日(土)雪ーなんで再放送?
今日のウルトラマン・ティガはいきなり第1回目の再放送であった。実は、今日の放送は先週の続きのはずで(先週は、ティガが戦っているところで終わった)、上の子は続きを楽しみにしていたのに。
そういえば、こちらの放送局はよく唐突に再放送をしている。よく考えると、学校が休みになった。学校が休みの間は、旅行する家庭も多く、その間は、規則的にテレビを見ることもできないかもしれない。そのようなこどもに配慮して、休み期間中は、話が先に進まないようにしているのかもしれない。このように考えて、唐突な再放送に自分で納得した。ということは、来週も、再放送か。
2002年12月20日(金)雪ー図書館への挨拶と子供たちの「退学」
私がこちらで一番お世話になった図書館の方へ帰国の挨拶。
子供たちは、ナーサリーを今日で退学。
2002年12月19日(木)曇りのち雪ーお礼のパーティ
こちらで知り合い、こどもといつも遊んでもらっている方々を我が家にお呼びして、感謝のためのパーティ。子供たちは相変わらず絶好調であった。
2002年12月18日(水)曇りのち雨ー車を引き渡す
ついに車を引き渡す。せっかくだからと、車内に掃除機をかけた。洗車は先週したが、今日は雨でまた汚れてしまった。残りの代金をマネー・オーダーでもらってタイトルと鍵を渡し、引き渡し完了。
2002年12月17日(火)曇りー学部長と入試課に挨拶
学部長とビザの取得のためお世話になった入試課に帰国の挨拶。
1月分の家賃を払いにいく。支払いの窓口でムーブ・アウトの予定であることを告げると、隣の窓口に行って計算してもらってこいという。行くと、きっちり日割り計算になっていた。その金額を支払い、家賃の支払いが完了。
午後、車の購入者がこちらの氏名と車の車両番号を知らせてくれと電話してくる。結局、代金の一部を借金でまかなうらしい。
夜は、こちらで知り合った学部生を夕食に招いたが、事実上、子供たちの世話をさせてしまった。申し訳ない。彼女は、卒業まであと1年だそうだ。
今日から妻の妹は後輩の結婚式のため、帰国。車を引き渡した後、妹の車をしばらく借りる予定である。
2002年12月16日(月)曇りー少しずつ挨拶
帰国が近づき、また来週と再来週がホリデー・ウィークで休む人も多いと聞いたので、今週から帰国の挨拶を始める。手始めに学部長秘書室へ行き、学部長への挨拶のアポイントメントをとり、副学部長に挨拶した。
車が売れたことで、AAAへ行き車の保険を解約した。差額は小切手で返金されるとのことであった。
夜は、チャーチの英会話教室のクリスマス・パーティへ出かけた。また、英会話教室の今月の日程は今日で終わり、次は1月である。私たちは、帰国するためもう来ない旨を連絡しておいた。
2002年12月15日(日)晴れー久しぶりに
久しぶりにモールのフード・コートへ行き、昼食を食べ、モールで買い物をする。おみやげも一部購入。
2002年12月14日(土)晴れー妥協
昼ご飯に、妻の学部の院生を誘ってオールド・カントリー・バッフェへ行く。彼女は、ほとんどネイティブのように英語を話す。こちらで博士号を取得したそうである。
車の件は、一晩頭を冷やし、売れ残ってしまう危険性も考えて、妥協する。相手の言い値、相手の希望する引き渡し日で、売却すると電話をした。相手は喜んでいた。
2002年12月13日(金)曇りー交渉決裂
車を買おうという人が、1日遅れで電話をかけてきた。昨日は、来る予定の友人が来なかったので、来られなかったといっていた。
約束の時間に少し遅れて現れ、早速、私を同乗し、その友人が車を運転し、家のそばのインターからいきなり高速道路へ入った。最初のインターでおりると思ったら、デトロイト方面の高速道路に乗り換えてしまった。二人は何やらインドネシア語で話している。私はこのままミッシングかと心配してしまったが、何とか30分くらいの「恐怖の」ドライブが終わると、家の前に帰ってきた。予想より時間がかかったので、われわれが出席予定のクリスマス・パーティの時間が迫り、値段の交渉は、われわれの帰宅後、電話ですることになった。
クリスマス・パーティは、妻の学部の名誉教授が毎年開いているそうで、先生、大学院生を中心に20人程度が参加していた。小さなこどもを連れているのは我が家だけで、少々場違いであったが、子供たちはおいしいものを食べ、楽しんだ様子であった。
帰宅後、電話し、交渉再開。われわれが帰国に際して車を売らなければならず、残された時間もあまりないということで、最初から足元を見ているような感じもして、結局、値段面で折り合わず、交渉は決裂した。
2002年12月12日(木)晴れーみんな、かなりいい加減だぞ!
1月分の家賃の請求が来た。ムーブ・アウトの届けがしてあるにもかかわらず、まるまる請求されている。何のための45日前のノウティスなのか。
また、車を買おうという人は、何の連絡もなく、すっぽかした。みんないい加減だ!
2002年12月11日(水)曇りー洗車とナーサリー・ディナー
せっかく車を見に来る人がいるのだからと、車に掃除機をかけ、洗車してもらう。掃除機は75セント、洗車は8ドルであった。
MSU Bookstoreから、注文した本は品切れである旨の電話があった。
夕方車を見に来た人は、インドネシア人で、エンジンをかけ、エンジンの調子を見た後、車体を見て、明日また友人と一緒にくるといって帰っていった。どうやら買ってくれそうな気がするが、あとは値段次第か。
夕食は、ナーサリーのディナーであった。来週が最終週ですね、と先生から寂しがられた。
2002年12月10日(火)晴れー車が売れるかも
夕方、車を見せて欲しいという電話が1件かかる。にわかに期待する。明日夕方会うことになる。
2002年12月9日(月)晴れーサンタが運転!ーーー11月12日に注文の本、届かず
朝、車の中からサンタ・クロースが運転している(正確には、サンタ・クロースの服を着た運転手が運転している)バスを発見。後で知ったことだが、サンタが運転しているバスは無料で乗れるとのこと。こちらでは何でも楽しみに変える。大学内のバスは、今日と明日、この催しが行われるとのこと。ただし、ほとんどの学生は定期券でバスに乗っており、私もバスパスを持っているので、実質上、メリットはないが。
11月12日に注文し、まだ届いていない本があるので、MSU Bookstoreへ聞きに行く。調べて電話するとのこと。昼間は家にいないので、また来るといって帰る。
チャーチの英会話教室は、上の子が少し体調不良のため、欠席。来週が今年の最終回なのに。
2002年12月8日(日)晴れー休みの日に限って早起き
子供たちは休みの日に限って早起きである。下の子が病み上がりであり、家で過ごそうとしているので、余計につらい。
私の下痢はやっと快方へ向かう。どうも症状から、食器の洗い物の際に、台所洗剤が私のコップに混入してしまったのではないかと疑う。台所が狭いので、台所洗剤のすぐ隣に私のコップを置いておくことが多い。少し洗剤が入ってそれを知らずに何かを注いで飲んでしまったか。
2002年12月7日(土)曇りー車を売るのは難しそうだ・・・需要あまりなし・供給過剰
朝、下のこの熱はまだ下がってはいなかったが、昼頃には下がっていたようだ。
車の売却のための広告をランドリーの掲示板に出すが、売れるかかなり不安である。12月は帰国ラッシュのようで、車もかなりの供給過剰になっている。我が家の車はマイレージが他の車に比べて低く、その分値段が高く設定されている。これでは買い手がつかないかもしれない。
仕方がないので、ディーラーへの売却も視野に入れ、フォードへだいたいの買い取り価格を聞きに行く。ディラー売却だと個人間売買に比べ、1000ドルから1500ドルほど安くなってしまう。まあ、車を日本へ持って帰るわけにも行かず、やむを得ないか。
私の下痢もまだまだ治らず。
2002年12月6日(金)曇りー体調悪し・続く
今日は昨日までに比べると極めて暖かく、朝の最低気温が0度Cと、久しぶりに氷点下にならなかった。妻が聞いてきたところによると、最近の寒さは、こちらでも異常で、通常ならば2月の寒さだそうである。テレビのニュースでも、ノース・キャロライナ州やサウス・キャロライナ州で雪の被害が多数でたことが報じられている。なぜか、南の方でも雪がたくさん降っている。
まだまだ下痢は治らず、結局、家で過ごすことにする。帰国が近づき、論文を仕上げなければならないときに、痛い。家でできる限りの手直しをする。
ナーサリーへ「退学?届」を提出。一週間以上前に書面で通知しなければならないことになっている。いよいよ、帰国が近づいてきた。
ナーサリーから帰宅後、下の子が発熱。38.6度Cであった。嘔吐も2回あった。昨日の夜の「くたびれもうけ」が原因か?
2002年12月5日(木)曇りー体調悪し
結局、下痢と腹痛は治らず、朝食を抜いて午前中は家で過ごす。
今日はクラスの最終日であったが、前から教授がパーティを行うといっていた。午後0時15分からの授業のために正午頃教室に行くと、教壇のうえに、サンドウィッチ、ポテトチップス、チョコ・クッキー、および缶コーラ類が学生分置かれ、学生全員に食べてよいとされている。私は、教授にこの授業に参加させてもらったお礼を言い、自分の分をとって席に着いたが、おなかの調子が悪いのとハムやトマトを使ったサンドウィッチを比較しながら、しばらく思案していた。そして、よく噛んで食べれば大丈夫だと判断し、サンドウィッチとチョコ・クッキーのみを食べておいた。その後は、おなかは大丈夫のまま帰宅したが、夜になっても下痢は治っていなかった。
夜、スケジュール表を確認した上で女子バスケの試合を見に近くの体育館へ行くが、人の気配がない。入り口の扉も閉まっている。それではと、近くの別の体育館へ行くと、こちらも扉が閉まっている。近くを通りかかった女子学生に妻が尋ねると、女子バスケをやるのは、さっきわれわれが行った方の体育館であると教えてくれた。また引き返し、扉付近でがちゃがちゃと扉をならしていると、掃除のおじさんがやってきた。女子バスケの試合はないのかを尋ねると、今日はアウェーではないかと教えてくれた。結局、40分のくたびれもうけであった。家に帰ってスケジュール表を再度確認すると、ホーム・ゲームはキャピタル表示と注がついていた。たしかに今日の試合は、普通表示である・・・・。失敗した。
北森鴻「狐罠」(講談社文庫)(9月にシカゴで買った文庫のうちの1冊)を読了。これで、手元にある日本語の小説は全部読んでしまった。もうそろそろ日本に帰るし、まあいいか。
2002年12月4日(水)曇りー雪が融けない
二日続けて雪は降っていないが、自動車や人が通るところ以外の雪はいっこうに融けそうもない。気温が最高でも氷点下5度C程度では、融けるわけないか。地熱はどうなった?
このところの睡眠不足で(相変わらず、下の子は夜に3〜4回程度、目を覚ますので、冷たい水を飲ませて寝かせている。この頃は、私だと寝なくなってしまい、「ママ、ママ」というようになったので、結局はだいたいは妻も起きてきて寝かせてくれている)、今日は体調が悪い。眠気、少しの頭痛に加え、軽い風邪がおなかに来たのか、下痢にもなり、少し吐き気もする。授業もない日なので、家で休んでいたかったが、先々週からの子供の風邪とサンクス・ギビング・デーで研究の予定がかなり遅れてしまったので、少々無理をして大学で勉強していた。
2002年12月3日(火)晴れー晴れると放射冷却が・・・・
今日は晴れであった。朝の気温は0度Fであった。マイナス17Cといったところか。これからは、華氏でもマイナスの日があるようである。昨年は暖冬だったそうで、昨年のみ居た人が非常にうらやましい。
契約法のクラスは、次回が期末試験のレビューのため、今日が通常授業としては最後であった。例によって学生による授業評価がなされた。
火曜日のみの妻の夜のクラスも今日が最後であった。学生は課題をプレゼンテイションしたらしいが、妻は「流暢な」英語で日本の状況を報告したそうである(毎週火曜日の夜に妻の代わりに子守に来てくれた妻の妹に感謝します)。
2002年12月2日(月)雪ーついに本格的な雪
ついに積雪7〜8センチ程度。アスファルトの雪も融けてはいない。こちらでは車のタイヤを替えないそうで、雪が積もっていてもそのまま出かける。ただし、道路には塩がまかれるので、滑りにくくはなっているそうである。私は基本的に雪が大嫌いである。平野部に降る雪は何もよいことはない。ちなみに、スキーはしないので、山の雪にもあまり関心がないが、山に降る雪が国土の狭い日本の自然のダムとなっていることを考慮すると、山に降る雪は不可欠だと思う。平野部である金沢には雪は降って欲しくない。
雪が降っていても、子供をナーサリーに連れて行かなければらなず、車を出すことに。最近の車の凍結にはお湯をかけて対処していたが、今日ばかりは失敗してしまった。昨日までに比べ、気温が格段に低いので、かけたお湯がどんどん凍り、固まりになってワイパーについてしまった。失敗失敗。その後、慎重な運転で出かけたが、他の車はけっこう平気で走っている。こちらの車は「ナマキズ」が絶えないが、夏の運転だけであれだけぶつかるのは少々解せない。雪道でぶつかっているのだろう。
スタッドレス・タイヤでないにもかかわらず、あまり滑らないのは、夏冬兼用タイヤというやつなのだろうか。
ということで、夜出かけるのは危なそうだったので、チャーチの英会話教室を欠席。
2002年12月1日(日)曇り時々雪ーリサイクルセンター
ペット・ボトルやミルク・ジャグ、空き缶など、いつもはキャンパス内のリサイクルへ持っていっているが、今日、行ってみると休みである。サンクス・ギビング・デーの続きでホリデーか、はたまたたんに寒いからか・・・。通知には、気温が0度Fを下回った場合には中止と書いてあったが。
このところ持って行っていなかったのであまりにたまってしまった。そこで、地域のリサイクル・センターへ行くことにした。案内には24時間、365日受付と書いてある。着いてみれば何のことはない、金属でできたリサイクル箱が置いてあり、勝手に車で来て置いていけばよいだけのことである。これなら24時間、365日も可能か。ただ、リサイクルの現場で、ペット・ボトルの箱の中から、デポジットのボトルを拾っている人を発見。日本であれば、リサイクルのために置かれた物は「町内の財産です」とかいって、住民が交代で監視したりするが、こちらはお構いなしのようである。
実は、このような人は、デポジット制度の神髄を表す人といってもよい人である。実は、大学でかなり頻繁に捨てられているデポジットのボトルや缶を集めて回っているおじいさんを見かける。この人は、自転車で回っていて、学生の捨てた(あるいは、このおじいさんが集めることを前提にゴミ箱の上に置いていった)ペットボトルを集め、マイヤーやグッド・リッチのボトル・リターン・コーナーで換金しているのである。来店する時間が変わったのか、最近はあまり見なくなったが、以前は、マイヤーでもよく見かけた。
デポジット制度は、本来ゴミである物に価値をつけることによってゴミをゴミでなくし、一定の場所に集めるインセンティブを与えるものである。本来であれば、その商品の購入者がお金を預けて(デポジットして)いるのであるから、その人が換金すればよいのだが、かりにその人が面倒くさがって捨てると、別の人が拾って換金する。これで、ゴミは散らばらず、町はきれいになるというわけである。ミシガン州ではデポジットは10セント(他の州では5セントのところが多い)なので、10セントを取り戻すためにボトル・リターンをするか否かは、購入者、当人の自由というわけである。