読書案内(法学研究科院生向け)
比較的新しい本の中から、いくつか紹介します。
以下に示す分類は、あくまで主観的であって、本の評価は読者自身で下して下さい。
また、分類中での順序もまったく意味がありません。思いつくままに掲げます。
なお、私の専門が民法である関係で、対象となる本が偏っています。ご了承下さい。
今後、漸次、追加していきます(最終更新:平成21年9月3日)
(Since 3/26/2001)
T.研究の仕方がわかる本
1.大村敦志ほか「民法研究ハンドブック」(平成12年・有斐閣)\2500+税
新たに研究生活にはいる前に、是非とも読むべき本。
U.研究者になる心構えを養う本
1.川島武宜「ある法学者の軌跡」(有斐閣)\1800
2.星野英一「ときの流れを超えて」(有斐閣)\2600+税
V.来るべき教員生活に備える本
1.米倉明「民法の教え方 一つのアプローチ」(平成13年・弘文堂)\2800+税
非常勤講師として教える場合も同様。講義をすることがいかに大変であるかがわかる本。
追記:平成15年9月15日付けで「増補版」が出版された。ロー・スクール開講が間近に迫ったことによる増補である。21頁からの記述には、耳が痛いけれども、このホームページに公開している「研究」「業績」が少しでもここで言われている内容に近づけたら、と自戒している。
W.論文作成の戒め
1.森島昭夫「論文作法のおとし穴」法学セミナー384号160頁(1986年12月)
2.米倉明「どういう論文が『よい』のか−民法解釈学の論文を念頭に−」法学雑誌タートンヌマン1号3頁以下(1997年)